本書は、書籍「5分以内で助けよう! 誤嚥・窒息時のアプローチ」から、
現場ですぐに使える部分を抜粋したマニュアル本(簡易製本)です。
表紙カバーはございません。
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みどりの町のクマ先生 シリーズ①【マニュアル版】
かきだす!吸い出す!押し出す!!
いざという時にすぐ動く、現役呼吸器内科医が伝える心得と9つの手技!
井上登太 編著
みえ呼吸嚥下リハビリクリニック
株式会社グリーンタウン呼吸嚥下ケアプラニング
NPOグリーンタウン呼吸嚥下研究グループ
心肺蘇生による救命率は、2分以内は90%、4分では50%、5分では25%程度(ドリンカーの生存曲線)と示されています。
窒息した症例を救命可能で、多量誤嚥症例を誤嚥性肺炎へと移行しないためには、
本書に挙げた複数の手法を習得し、繰り返しシミュレーションすることにより、
実際の誤嚥・窒息時に落ち着いて適切な評価と対応をとることが必要です。
現役呼吸内科医が記す、「いざという時に役立つ、誤嚥・窒息時の対処方法」のいろは!
医療、食事介助に関わる皆様の一助となる情報が満載です。
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【目次】
Ⅰ 誤嚥、窒息時の対処法の必要性
まずは医療の安全から
はじめての訴訟 後悔と決意
Ⅱ 誤嚥と窒息を理解するポイント
誤嚥窒息はこうして起こる!
誤嚥性肺炎について
誤嚥性肺炎リスク評価表(医療スタッフ向け)
発熱は2タイプ
Ⅲ 多量誤嚥・窒息の病態の理解
細気管支~肺胞に詰まってしまうと……?
窒息により起こる身体変化を知ろう
「口」で食べることの大切さ
Ⅳ 胸部へのアプローチの基本
胸部へのアプローチはこれが基本!
呼吸介助における7つの基本
自己上胸部圧迫法(ハフィング)
6つの介助方法
①座位下部胸郭呼吸介助法
②座位咳介助法
Ⅴ 誤嚥・窒息時の対処法
基本的な排出方法を知ろう
①かきだす!(自己施行型)
かきだす!(受療型)
②吸いだす!(掃除機の使用について)
③押しだす!(背部叩打法・乳児の場合)
押しだす!(背部叩打法・大人の場合)
食事介助時の背部叩打法
腹臥位胸部圧迫法
背叩き法
ハイムリック法(腹部突き上げ法)
自分を助けるためのハイムリック法
用手的ハイムリック法
ハイムリック法の問題点
胸部圧迫法
座位軸捻法
臥位軸捻法
手技の有効性を高める5つのコツ
施療有効性を改善する事前事後処理
Ⅵ シミュレーション
食事前の臥位体操
食事前の座位体操
食事介助の方法について
緊急対応
大人の救命処置
小児・乳児のBLSアルゴリズム 一次救命処置
小児・乳児への心肺蘇生法
Ⅶ 伝えたいこと
私たちが行うべきこと
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【本書概要】
■タイトル:5分以内で助けよう! 誤嚥・窒息時のアプローチ【マニュアル版】
■発行元:株式会社ともあ
■編・著:井上登太
■発行日:2024年2月20日
■販売価格:1,100円(本体1,000円+税10%)
■判型・ページ数:A5判・90P
■ISBN:978-4-910393-72-8
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