本書は、既刊本「嚥下機能は耳で診る! 肺音と頚部胸部聴診法」から、
現場ですぐに使える部分を抜粋したマニュアル本(簡易製本)です。
表紙カバーはございません。
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みどりの町のクマ先生 シリーズ②【マニュアル版】
「聴診」は最も迅速かつ、確実な評価方法
聴診はより身近で簡便な評価法です。肺音や嚥下音、心音を聞くことで、対象者
の胸郭や腹壁の動きがより視認しやすくなり、これまでとは違う次元での判断を
可能とします。本書では実際の嚥下音を聞きながら、簡便に判定して臨床のヒントを得
ることのできる「簡易聴診法」と、誤嚥の判定をする「頚部・胸部聴診法(CCA)」
が学べます。気軽に聴診を使い、臨床に活かしてください。
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【目次】
Ⅰ呼吸器、聴診器を知ろう!
そもそも呼吸状態とは
包括的呼吸嚥下リハビリテーション
聴診器の構造
Ⅱ聴診器の使用について
聴診器の使用方法
Ⅲ胸部聴診法
聴診器を使用するとき(スクリーニング)
異常検診音検索の進め方
簡易肺音聴診の基本
耳で覚えよう! 呼吸音
呼吸雑音
呼吸雑音と呼吸音の違い
肺音の分類について
実際に聴いてみよう!
①ファインクラックル
②コースクラックル
③ロンカイ
④ウィーズ
⑤ハマンズサイン
⑥胸膜摩擦音
肺の組織特性に基づいた肺音の特徴
使ったあとは……聴診器の取り扱い
Ⅳ病態別肺音
肺音変化の一般的な病態
異物の特徴による肺音変化の特徴
排痰手技時の呼吸音変化
胸水貯留による肺音変化
病態ごとの特徴的肺音
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
気管支喘息
間質性肺炎
腹部聴診法
Ⅴ頚部胸部聴診法
頚部胸部聴診法の4つの判定
頚部胸部聴診法マニュアル
頚部胸部聴診法判定シートの使用方法
誤嚥判定
設定判定
嚥下時無呼吸(DA:Deglutition apnea)
嚥下雑音について
正常嚥下と障害音
誤嚥性肺炎リスク評価表i-EALD
クマ先生直伝! 聴診法のコツ
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【本書概要】
■タイトル:嚥下機能は耳で診る! 肺音と頚部+胸部聴診法【マニュアル版】
■発行元:株式会社ともあ
■編・著:井上登太
■発行日:2024年2月20日
■販売価格:1,100円(本体1,000円+税10%)
■判型・ページ数:A5判・84P
■ISBN:978-4-910393-73-5
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