医療・介護職が自分を守り自分をケアしながら、
患者対応スキルを身に付ける本。
看護師キャリア40年、医療介護職の人材育成に携わってきた著者による
「ケアする人をケアする本 医療・介護スタッフのための人間関係力」に続く第二弾
「患者対応力」
若手・中堅ナースが患者に関わり続けながら、自分の心をすり減らさずに成長していくための“伴走書”
「カスハラ(暴言・セクハラ)」
「“死にたい”自殺念慮」
「意思決定支援」
本書は、医療・介護現場でスタッフが悩む3つのテーマに焦点を当て、関わりが難しい患者への具体的な対応とともに、スタッフ自身が心を守り、回復するためのケアの方法を提示します。「患者にどう関わるか」と「自分をどう守るか」を切り離さずに提示することで、医療・介護現場において「ケアする人をケアする」視点を根づかせ、“持続可能な支援”を実装するための実践書です。
現場での実例をもとに対処法を学ぶ「患者対応インストラクター講座」で伝える知識やスキルをわかりやすく解説し、体験しながら学ぶロールプレイもご紹介。演習の前後でポイントを深く理解できるよう、学習用の動画コンテンツとも連動させています。動画とワークを何度も繰り返し、実際の患者さんへの関わりで活用できます。
■目次
1. 患者対応力
1-1 患者対応力の5つの力
1-1-1 患者理解
1-1-2 関係構築
1-1-3 関わりのスキル
1-1-4 自己理解・自己吟味
1-1-5 自己保護・セルフケア
1-2 対応に困る患者の理解
1-3 危機に陥る患者の理解
1-4 怒りの段階とカスハラ(暴言)の違いと関わり
1-4-1 怒りの段階の特徴と関わり
1-4-2 カスハラ(患者の暴言)の特徴と関わり
1-5 治療的コミュニケーション・スキル
1-5-1 治療的コミュニケーション
1-5-2 治療的コミュニケーション・スキル
1-5-3 引き出すスキル
1-5-4 伝えるスキル(アイ・メッセージ)
1-5-5 確認するスキル(Ask Tell Ask)
1-5-6 患者対応スキルの定着
1-6 患者との距離のとり方(境界線の引き方)
1-6-1 患者との距離
1-6-2 境界線を引いて自分を守る
2. カスハラ(暴言・セクハラ)の患者対応
2-1 カスハラ対策
2-2 怒りの段階とカスハラの違いを見極める
2-2-1 カスハラ(患者の暴言)の特徴
2-2-2 怒りの段階とカスハラの違い
2-3 カスハラ(暴言・セクハラ)の基礎
2-3-1 看護職・介護職がカスハラにあいやすいワケ
2-3-2 看護職・介護職の患者からの暴力(カスハラ)
2-3-3 みっこナースが受けた暴言(言葉の暴力)
2-3-4 何を暴力とするか?
2-3-5 援助職は患者の権利は守り、自分の権利は守らない
2-4 現場で起きているカスハラ(暴言・セクハラ)
2-4-1 現場のカスハラ(暴言・セクハラ)のケース紹介
2-4-2 患者の暴力に遭遇した時の感情を知ろう
2-5 自分の権利を守り、I メッセージで伝えるスキル
2-5-1 自己信頼ができていない……なぜ??
2-5-2 自己洞察・自己吟味
2-5-3 継続したケアを提供できる枠組みづくりを行う
2-5-4 I メッセージで伝える
2-6 ロールプレイ
2-6-1 ペアのロールプレイ
2-6-2 複数対応のロールプレイ
2-6-3 ロールプレイの実際と振り返り
2-6-4 複数対応の効果
2-7 カスハラ(暴言・セクハラ)はチームみんなで対応しよう!
2-7-1 思いや感情を語り合う場をつくる
2-7-2 周りのサポートで二次被害を招かない
2-7-3 対応方法を学んで統一した対応をする
2-7-4 声かけをして助けてもらえる環境づくり
2-7-5 カスハラ対応の体制整備
3. 「死にたい」自殺念慮の患者対応
3-1 自殺の定義・基礎知識
3-1-1 言葉の定義
3-1-2 自殺の危険因子
3-1-3 身体疾患と自殺危険
3-1-4 身体疾患患者の自殺の危険を高める要因
3-2 自殺に至るまでの心理
3-3 人はどんな時に死にたくなるのか
3-4 現場で起きている自殺念慮
3-4-1 現場の自殺念慮のケース紹介
3-5 自殺の問いをして感情に寄り添うスキル(TALK の原則)
3-6 うつ病のアセスメントをする
3-7 ロールプレイ
3-7-1 ペアのロールプレイ
3-7-2 ロールプレイの実際と振り返り
3-8 チームでサポート・ケアする
3-8-1 医療者が患者への対応を妨げている問題
3-8-2 自殺既遂に遭遇した看護師の反応と気持ち・思い
3-8-3 自殺既遂の語る場の必要性
3-8-4 サポート・グループ活動(自殺既遂・未遂・自殺念慮の患者体験)
4. 意思決定支援の患者対応
4-1 意志決定支援の実践で考慮すること
4-1-1「 情報共有―合意モデル」意思決定のプロセス
4-1-2 患者の意思は変わる
4-1-3 意見と意思は違う
4-1-4 過去と未来を見据えて現在を考え合意形成する
4-1-5 意思を尋ねていく現在・過去・未来の問い
4-2 事例を通して問いづくりをしてみよう!(現在・過去・未来)
4-3 患者の真意・背景を引き出すスキル
4-3-1 治療的コミュニケーションのスキル
4-3-2 問いをつくり尋ねる
4-3-3 確認するスキル(Ask Tell Ask)
4-3-4 ACP 特有の問い
4-4 ロールプレイ
4-4-1 ペアのロールプレイ
4-4-2 ロールプレイの実際と振り返り
4-5 意思決定支援で倫理的ジレンマを感じるケース
4-6 チームでACP カンファレンス
5. ウェルビーイングでケアする人(あなた)を守ろう
5-1 医療・介護職の感情労働
5-1-1 感情労働とは何か
5-2 なぜ、まじめな人ほど追い込まれてしまうのか
5-2-1 まじめな人ほど追い込まれる構造
5-2-2 援助職の3 つのジレンマ
5-2-3 なぜ“ まじめな人” ほど危ないのか
5-3 バーンアウトの特徴とサイン
5-3-1 バーンアウトの 3 つの特徴
5-3-2 サインに気づく
5-4「 生身の私」「仕事をしている私」ワークノート
5-5 ケアする人(あなた)は守られていい存在
5-5-1 倫理綱領が示していること
5-5-2 見落とされがちな守るべき2 つの存在
5-5-3 対話の場の必要性
5-6 なぜ、ウェルビーイングが必要なのか
5-6-1 働く人にとってのウェルビーイング
5-6-2 看護職にとってのウェルビーイング
5-6-3 援助職にとってのウェルビーイング
5-6-4 ウェルビーイングがケアの質に影響する
5-6-5 援助職のウェルビーイングを支える3 つの視点
6. ケアする人(あなた)をケアする・サポートする
6-1 自分の感情を知り吐き出す必要性
6-1-1 感情の袋に入れておくと感情鈍麻になる
6-1-2 マイナス感情には健康な感情と不健康な感情がある
6-1-3 怒りが起きたら、本当の感情を探す
6-2 感情を言葉にするワーク
6-3 いのちのケアワーク
6-4 自分で自分をケアする(セルフケア)
6-4-1 優先順位一番は自分自身
6-4-2 何段目から愛とエネルギーを注いでいますか
6-5 グラウンディング(感情を手放す)
6-6 サポートを受ける
6-6-1 上司・同僚・先輩に報告・相談
6-6-2 頼り苦手な人と頼り上手な人の口ぐせ
6-6-3 支援者を探そう
6-7 声を掛け合う
6-8 語り合いの場とサポート・グループ
おわりに
巻末付録
【職場で使えるワーク17種類、動画7種つき】
ワーク1 自分と患者の間に境界線を引いてみよう!
ワーク2 カスハラの患者対応と感情
ワーク3 ペアのロールプレイ(カスハラ?)
ワーク4 ペアのロールプレイ(カスハラ?)
ワーク5 ペアのロールプレイ(カスハラ?)
ワーク6 人はどんな時に死にたくなるのか
ワーク7 自殺念慮の患者対応と感情
ワーク8 ペアのロールプレイ(自殺念慮?)
ワーク9 ペアのロールプレイ(自殺念慮?)
ワーク10 事例を通して問いづくりをしてみよう!(現在・過去・未来)
ワーク11 ペアのロールプレイ(意思決定支援?)
ワーク12 ペアのロールプレイ(意思決定支援?)
ワーク13 「生身の私」「仕事をしている私」
ワーク14 感情を言葉にするワーク
ワーク15 「いのちのケア」 ワーク
ワーク16 支援者探しワーク
ワーク17 声かけワーク
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【本書概要】
■タイトル:ケアする人をケアする本
医療・介護スタッフのための患者対応力
〜カスハラ・自殺念慮・意思決定支援〜
■発行元:株式会社ともあ
■著者:岡山ミサ子
■発行日:2026年11月10日発行
■販売価格:2, 200円(本体2,000円+税10%)
■判型・ページ数:A5判・198P
■ISBN:978-4-910393-95-7
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